「iPod nano」など生産中止、相次ぎ姿消す旧世代の製品
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは27日、携帯音楽プレーヤー「iPod nano」「iPod shuffle」の生産中止を明らかにした。店頭ではまだ販売されているものの、アップルのウェブサイトからは両製品の情報が削除されている。
マイクロソフトの「ペイント」やアドビの「フラッシュプレーヤー」に続いて、旧世代の製品がまた1つ姿を消す。
アップル広報は、「iPodのラインアップをシンプルにする。『iPod touch』の2つのモデルは容量が2倍になる。iPod nanoとiPod shuffleは打ち切る」と語った。
最後に残ったiPod touchの米国での販売価格は、32ギガバイトのモデルが199ドル、128ギガバイトのモデルが299ドル。これまでの容量は16ギガバイトと64ギガバイトだった。
iPodは2014年に「iPod classic」が打ち切られていた。nanoとshuffleが登場したのは2005年。ここ数年は更新もされていなかった。
スマートフォン「iPhone」の台頭で、iPodのような音楽プレーヤーの衰退は目に見えていた。音楽ストリーミングサービスの人気上昇も拍車をかけた。