アップルのイベント目前、気になる発表の中身は?
サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルは現地時間12日にカリフォルニア州クパティーノの本社で発表会を予定している。故スティーブ・ジョブズ氏が「iPhone(アイフォーン)」を発表してから10年が経過したが、アップルはさらなる重要イベントに向けて準備を進めている。
イベントではiPhoneの大幅な刷新が発表されそうだ。アップルはまた、「Apple TV」や腕時計型端末「Apple Watch」のアップデート、音声認識機能を備えたスマートスピーカー「ホームポッド」のさらなる詳細についても明らかにする可能性がある。
以下で、発表会の内容を予想してみよう。
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発表から10年を記念して、iPhoneの特別バージョンが発表されるとみられている。ブルームバーグによれば、価格は1000ドル(約10万8000円)で、ボディーはステンレス、5.8インチの有機ELディスプレー(OLED)が端末のほぼ全体を覆う。端末下部のホームボタンがなくなって画面が広くなる。指紋認証が顔認証に置き換わる可能性もあるという。
名前については、まだ発表されていないが、「iPhone8」や「iPhone Pro」、特別版を意味する「iPhone SE」などの観測が出ている。
次期iPhone以外にも「7」や「7プラス」に関するアップデートも発表されそうだ。特別版に搭載される新機能の多くは加わることはなさそうだが、処理能力を高めたプロセッサーや性能が向上したカメラが採用される可能性はある。
新しいiPhoneはアップルの最新のOS「iOS11」で稼働する。今夏にiOS11のプレビューについては発表されたが、正式なリリースについては日程は明らかになっていない。拡張現実(AR)に関連した機能が、iOS11で新しく採用された機能で最も注目を集めそうだ。
今回のイベントでは、Mac用のOS「ハイ・シエラ」の正式リリースの日程も発表される可能性が高い。