ジェフ・ベゾスCEO、アマゾン株1200億円相当を売却
ニューヨーク(CNNMoney) ネット通販世界大手、米アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が11億ドル(約1200億円)相当のアマゾン株を売却したことが6日までに分かった。当局へ提出した書類で明らかになった。
今回手にした資金をどのように利用するのかは明らかになっていない。ベゾス氏は2016年8月にも大量のアマゾン株を売却したことがある。
アマゾンは1994年にベゾス氏が創業した。今回の株式売却後のベゾス氏の持ち株比率は約16%。
ベゾス氏はアマゾン株を大量に保有しているが、ブルームバーグの調査によれば、ベゾス氏は長者番付で米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏を抜き、首位に立った。
アマゾン株は先週、堅調な四半期決算を受けて、株価が13.5%上昇した。
今回の株式売却による資金が向かう先としては、たとえば、ベゾス氏が運営する民間宇宙開発企業ブルー・オリジンが考えられる。ロイター通信の報道によれば、ベゾス氏は今年初め、記者団に対し、ブルー・オリジンへの資金調達に向けて、アマゾン株を年10億ドル程度売却する考えを明らかにしていた。