トランプ氏のツイッター消える、退社迎えた社員関与
ニューヨーク(CNNMoney) トランプ米大統領が頻繁に使用しているツイッターのアカウントが一時消える状態となり、同氏が「悪漢の従業員のせいで11分間使えなくなった」との不満を書き込む一幕が4日までにあった。
同社は当初、人為的なミスが原因と発表。しかし、数時間後には最後の勤務日を迎えていた顧客対応担当の従業員が関与していたことが社内調査でわかったと報告した。
全面的な内部調査に着手したともし、大統領がアカウントを使えなかった時間は正確に11分間だったとも発表した。
一時消滅したのはトランプ大統領の「@realDonaldTrump」というアカウント。「すみませんがこのページは存在しない!」との画面が出ていた。
今回の騒ぎを受け、ツイッター上には陰謀説、冷やかしや皮肉などの書き込みが相次いだ。「臆測するに、弁護士がトランプ氏にアカウントを削除するよう求めたのでは。合法性の問題で深刻な局面にあるため」などの投稿があった。
トランプ氏はこれまでツイッター上で自らの政策方針や時事問題へのコメント、政権閣僚の評価などを披露。核開発を加速する北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)労働党委員長を「リトル・ロケットマン」とあざけり、北朝鮮が「戦争宣言に等しい」と反発したこともある。
トランプ氏の書き込みは時に気まぐれな内容も含まれるため米国を核戦争に追いやる恐れもあるとしてツイッター使用禁止を求める声も出ているが、ツイッター社はニュース価値があるなどとの理由で閉鎖を拒んでいる。
My Twitter account was taken down for 11 minutes by a rogue employee. I guess the word must finally be getting out-and having an impact.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年11月3日