著名ITアナリスト、イーロン・マスク氏に「ツイッター休止」の勧め
ニューヨーク(CNNMoney) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は投資家からの信頼の回復に向けてツイッターの利用を休止すべき――。著名ITアナリストで、ループ・ベンチャーズのマネジングパートナーを務めるジーン・マンスター氏が公開書簡の中でそんな提案を行っている。
マンスター氏は、マスク氏とマスク氏の目標を信じる投資家の代わりとして公開書簡を送ったとし、感情の爆発や不安定な行動を抑制することで、投資家からの信頼を回復できるかもしれないと指摘している。
公開書簡が発表される2日前、マスク氏は、タイでサッカーチームの少年ら13人が洞窟に閉じ込められた出来事に関連して、洞窟の専門家であるバーノン・アンズワース氏に対し、暴言をはいていた。
マスク氏は、アンズワース氏を「小児愛者」などと呼んだが、この投稿はその後削除された。
マンスター氏は、投資家からの信頼回復に向けた取り組みを行うことはよくあることだとし、「謝罪から始める。そして、テスラの目標達成に向けた進展に関するメッセージに集中すること」としている。
マンスター氏は最後に、ツイッターに関して「サバティカル(長期休暇)」を取るよう勧めている。
マスク氏はこれまでにも、テスラについて批判的な記者に対して繰り返し反発を示すことがあった。決算発表の場で、設備投資やEVの生産について質問した記者をさえぎり、「つまらない質問」などと述べたこともあった。