朝鮮戦争の米兵遺骨、27日に第1陣返還へ 米当局者

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米朝首脳会談の実現を受け、米国側からは米兵の遺骨が返還されるとの見方が出ていた/Kevin Lim/The Strait Times/Handout/Getty Images

米朝首脳会談の実現を受け、米国側からは米兵の遺骨が返還されるとの見方が出ていた/Kevin Lim/The Strait Times/Handout/Getty Images

(CNN) 朝鮮戦争で行方不明になった米兵の遺骨について、北朝鮮が今月27日にも一部の返還を開始すると米国側が見込んでいることが18日までに分かった。米当局者が明らかにした。

65年前の1953年7月27日、中国軍と北朝鮮軍並びに国連軍は、朝鮮戦争の休戦協定に調印した。これによって朝鮮半島には南北の軍事境界線が設定され、現在も北朝鮮と韓国を隔てている。

朝鮮戦争中に北朝鮮で行方不明になったとみられる米兵5300人の遺骨については、1996年に米朝が共同で捜索を始めたものの、北朝鮮の核開発をめぐる対立で2005年に打ち切られた。

ポンぺオ米国務長官は15日、この共同捜索を再開することで北朝鮮と合意したと発表。またこれに先立ち、北朝鮮側がすでに返還を表明した米兵200人の遺骨について、2~3週間以内に米国へ送る方向で調整が進んでいることも米当局者が明らかにしていた。

ただ米国側は、すべての遺骨の身元を特定し、実際に米兵のものかどうかを確認するには数年がかかるとの見方を示している。

CNNは先月、シンガポールでの米朝首脳会談の内容を受けて、米国側が遺骨の返還の実現を見込んでいることを報じていた。

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