グーグル+の情報保護に不具合、50万件に影響 サービス終了へ

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「グーグル+」のユーザーアカウント最大50万件の非公開情報に、外部のディベロッパーがアクセスできる状態になっていた/Adam Berry/Getty Images

「グーグル+」のユーザーアカウント最大50万件の非公開情報に、外部のディベロッパーがアクセスできる状態になっていた/Adam Berry/Getty Images

(CNN) 米グーグルは8日、同社のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「グーグル+(プラス)」に今年3月、情報保護の不具合が見つかっていたことを認めるとともに、個人向けの同サービスを終了すると発表した。

グーグル+のユーザーアカウント最大50万件の非公開情報に、外部のディベロッパーがアクセスできる状態になっていたという。グーグルは8日の発表で、不具合を発見してただちに修正していたと説明。データが悪用されたことを示す証拠は一切ないと主張した。

同社発表の直前に、米紙ワシントン・ポストがこの不具合を報じていた。同紙によれば、グーグルは不具合に気付いた時点であえて公表しなかった。社内の法務チームが幹部らに、「規制当局の注意を引くことになる」との警告を発したとされる。

個人情報の扱いをめぐっては同じ3月に、米フェイスブックのユーザー情報が英データ分析企業「ケンブリッジ・アナリティカ」に流れていたことが判明し、米英両国で調査や規制を求める声が上がっていた。

グーグルは8日、グーグル+の利用者が伸び悩んでいたことを認め、サービス終了の方針を示した。同サービスは2011年、フェイスブックに対抗するSNSとしてスタートしていた。

グーグルの報道担当者はCNNの取材に対し、「プライバシー、セキュリティー上の不具合や問題についてはユーザーに毎年、何百万件もの通知を送っている」「ユーザーのデータに異変が起きた可能性がある時は常に、法的義務を超えてユーザー第一の基準を適用し、通知を出すかどうかを決めている」と説明した。

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