トランプ氏の投稿を容認した経緯については、「市民が政治指導者の声を聞く機会を持つのはとても重要なことだ」と強調。ニュース価値のある投稿を特に尊重するのがフェイスブックの方針だと述べ、「あれは正しい判断だった」と主張した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、ザッカーバーグ氏は今週、フェイスブック従業員らの前で、同社に対する最近の報道はでたらめだと話していたという。
同氏はインタビューで、フェイスブック会長を辞任する考えはあるかとの質問に「その予定はない」と答えた。一連の危機への対応が批判されているナンバー2のシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)についても「この10年間、私の大事なパートナーだった。共に成し遂げた仕事を心から誇りに思っているし、今後何十年も力を合わせていきたい」と述べた。
さらに「世界はこのまま同じ方向に進み続けるだろう。今後さらに多くの人が発言の場を得るのは良いことだと思う」と、フェイスブックの利点を強調。「解決するべき問題は確かに出てくるだろう。しかし同時に、ここでは素晴らしいことも起きている。その全てを見失ってはいけない」と呼び掛けた。