ベゾス氏夫妻、離婚調停成立 夫人にアマゾン株4兆円
ニューヨーク(CNN Business) 米インターネット通販大手アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)とマッケンジー夫人は4日、ツイッターで離婚調停の成立を発表した。マッケンジー氏は夫婦のアマゾン株のうち25%を保有することになった。
マッケンジー氏はこれにより、アマゾン全体の株式の4%を手にする。ベゾス氏はマッケンジー氏名義の全株式の議決権を維持するほか、米紙ワシントン・ポストと民間宇宙開発企業ブルー・オリジンについても全ての権利を保持する。
アマゾンは証券取引委員会(SEC)に提出した4日の資料で、マッケンジー氏が発行済み普通株式の4%を保有することを確認した。現在の市場価値では約350億ドル(約3兆9000億円)に相当する。
マッケンジー氏が保有株式を売却する場合、買い手はベゾス氏と契約して議決権を譲渡する必要があるという。
マッケンジー氏はツイートで、議決権やポスト紙とブルー・オリジンの権利を「喜んで」ベゾス氏に譲渡すると表明。「彼が引き続きこうした素晴らしい企業のチームに貢献できるよう支援するためだ」と説明した。
ベゾス氏もツイッターで「今回の手続きでの彼女のサポートと思いやりに感謝している」と述べた。
夫妻は1月に離婚の意向を発表し、25年間の結婚生活に終止符を打った。直後にはタブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーが、ベゾス氏の不倫の証拠を入手したと主張。ベゾス氏は同紙から脅迫を受けたとするブログを公表していた。