90年代流行の「たまごっち」、北米で復活 現代の新技術も搭載

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90年代に一世を風靡した携帯ゲーム機「たまごっち」が北米で復活する/Sofia Barrett/CNN

90年代に一世を風靡した携帯ゲーム機「たまごっち」が北米で復活する/Sofia Barrett/CNN

ニューヨーク(CNN) 90年代にブームを巻き起こした仮想ペット育成ゲーム「たまごっち」が、7月に北米で復活する。

新製品の「タマゴッチ・オン・ワンダー・ガーデン」は7月26日に59.99ドル(約6400円)で発売予定。米小売り大手のターゲットやアマゾン、ウォルマートなどで11日から予約注文を受け付ける。

新しいたまごっちは90年代の玩具に現代の技術を搭載している。オリジナルのペットはそのままに、グラフィックがカラーになって、モバイルアプリとも連動できるようになった。

かつてのたまごっちと違って、家から外出したり、色鮮やかな風船で誕生日を祝ったり、旅行したりもできる。結婚して子どもを育て、その子どもが成長して新しい家族を増やしていくこともできる。ペットをホテルや保育所に預けることも可能になった。

北米に登場した21世紀の「たまごっち」。大き目でカラフルなパッケージにも日本版とは一味違うこだわりがあるという/Sofia Barrett/CNN
北米に登場した21世紀の「たまごっち」。大き目でカラフルなパッケージにも日本版とは一味違うこだわりがあるという/Sofia Barrett/CNN

それでも90年代と同じように、ペットを満足させて成長させるためには、餌を与えて楽しませ、幸福度を保たなければならない。ペットが何かを必要としているときは、たとえ画面のスイッチを切っていてもブザーが鳴る。

新しいたまごっちもWi―Fiは不要。モバイルアプリとの連動はオプションとなる。3つのボタンでペットを操作する構造も変わらない。

親会社のバンダイ米国法人は昨年、北米でタマゴッチ・オンを披露していた。

米国で売り出されるたまごっちは、日本との文化の違いも反映している。個々に包装されて販売される日本とは対照的に、米国ではカラフルな色をあしらった大きな箱に入っている。「(北米の人に)買ってもらうためには、パッケージを大きくして60ドルの価値を見せる必要がある」と担当者は話している。

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