ツイッター、在米中国大使館のアカウントを凍結 ウイグル関連の投稿めぐり
香港(CNN Business) 米ツイッターが新疆ウイグル自治区に関する投稿を問題として在米中国大使館のアカウントを一時的に凍結したことをめぐり、中国側が「虚偽情報」の被害に遭ったとして反発している。
中国大使館のツイートはウイグル族に対する中国政府の扱いを擁護する内容で、ウイグル族女性はもはや「赤ちゃん製造機」ではないと主張。国営英字紙チャイナ・デイリーの記事を引用して、「過激派を撲滅する過程で、新疆の(ウイグル族)女性の心は解放され、両性の平等と性と生殖に関する健康が増進された」と書き込んでいた。
中国外務省報道官は21日の定例記者会見で、在米中国大使館の行動を擁護し、「中国は大きな被害者だ。新疆関連の問題については、中国に関する多くの誤った醜悪な情報が存在する。当然ながら、在米中国大使館には事実をはっきりさせ、真実を説明する責務がある」と述べ、ツイッターの「制限措置」を非難した。
ツイッターの広報は問題の投稿について、「宗教、カースト、年齢、障害、深刻な疾患、出身地、人種、民族を理由とした集団に対する非人間的扱い」を禁じたポリシーに違反していたと説明している。
問題のツイートは、現在表示されなくなっている。ツイッターによると、大使館のアカウントは問題のツイートが削除されるまでロックされる。同様の措置はトランプ前大統領のアカウントでも講じられたことがあり、ツイッターは再開の条件として、ユーザーが問題の投稿を削除するよう求めていた。
中国大使館のツイッターは1月9日以来、投稿が止まっている。大使館がアカウント復旧のために問題の投稿を削除したのかどうかは分かっていない。