「ディズニープラス」、会員数が1億人を突破
ニューヨーク(CNN) 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは9日、動画配信サービス「ディズニープラス」の世界全体の会員数が1億人を突破したと明らかにした。サービス開始からわずか1年4カ月での達成だった。
ディズニーのチャペック最高経営責任者(CEO)はディズニープラスが大きな成功を収めたと語り、高品質なコンテンツの制作に対する投資を大幅に引き上げるとの見通しを示した。
ディズニーは大規模で最も定評のあるメディア企業のひとつだが、事業全体の軸足を配信に移している。こうした動きは、新型コロナウイルスの感染拡大によって複数の部門が困難に陥るなかでも会社全体としては破綻(はたん)せずに事業を継続できていることにつながっている。ディズニーは新型コロナウイルスの影響でテーマパークの閉鎖を余儀なくされたほか、大作映画の公開も延期している。
会員1億人達成はディズニーの当初の予測を上回るものだった。ディズニーは2019年、投資家に対して、2024年までに6000万~9000万の会員数を獲得するとの見通しを示していた。
チャペックCEOはこの成長がすぐには鈍化しないと信じていると語った。チャペックCEOによれば、「マーベル・スタジオ」や「スター・ウォーズ」「ディズニー・アニメーション」「ナショナルジオグラフィック」といったブランドから年間100本以上の新規タイトルを公開することを目指しているという。