米アップル、iOS15を発表 「コロナ後」に対応した新機能も
アップルは「フォーカス」と呼ぶ新しい通知機能も導入した。これは利用者が一日の一定の期間にどのような通知を受け取りたいか選択できるというもの。例えば、「仕事モード」にすれば、同僚からの通知や電子メールだけを受け取ることを選べるようになる。そのほかの通知は届かなくなり、「邪魔しないで」といった自動応答を設定することができる。
アップルはプライバシーに配慮する姿勢も改めて示した。
アップルのクレイグ・フェデリギ上席副社長は「アップルでは、プライバシーは基本的人権だと信じている」と指摘。素晴らしい機能とプライバシーを交換取引すべきではなく、その両方を享受できるようにすべきだとの見方を示した。
アップルはプライバシーに関する新たなセキュリティー機能を導入した。「メールプライバシー保護」と呼ばれる機能では、アップル製品の端末にある電子メールアプリは利用者のIPアドレスと場所を隠すことができるようになり、利用者のほかのネット上の活動にそうした情報をひもづけることができなくなる。