米アップル、iOS15を発表 「コロナ後」に対応した新機能も

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WWDCの開幕時に講演を行う米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)/Apple

WWDCの開幕時に講演を行う米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)/Apple

(CNN Business) 米アップルは7日、開発者向け会議WWDCを開幕し、新たな基本ソフト(OS)「iOS15」を発表した。ビデオ通話の更新やスマートフォンを鍵代わりに利用する「デジタルキー」など、新型コロナウイルスの流行が収束に向かうなかで人々の生活に必要となる機能が盛り込まれた。

通話アプリ「フェイスタイム」では新たな選択肢として、ユーザーが通話中に一緒に動画を見たり音楽を聴いたりすることができるようになる。新しい画面表示では通話の参加者全員の顔が見やすくなる。

アップルはまた、ウォレットアプリを利用して、自宅やホテルの部屋の扉をデジタルキーを使って開けることができる機能も導入した。アップルは最近、車の鍵についても「iPhone(アイフォーン)」で開けることができるようにしていたが、BMWや他のメーカーからもこの機能を搭載した車両が今年後半に出荷される見通し。

通話アプリ「フェイスタイム」の新たな機能も公表された/Apple
通話アプリ「フェイスタイム」の新たな機能も公表された/Apple

ウォレットアプリの中に身分証明書を収納することも可能になった。利用者は今秋から運転免許証や身分証明書をスキャンしてウォレットアプリに取り込み、それを暗号化した状態で収納できるようになる。アップルはこのデジタルIDを空港の保安検査で利用することに関して米運輸保安庁(TSA)と作業を進めている。

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