中国配車サービスの滴滴、米上場を申請 NYSEかナスダック
ニューヨーク/香港/ニューデリー(CNN Business) 中国配車サービス大手の滴滴出行(ディディチューシン)は10日、米証券取引委員会(SEC)に米国での上場に向けた書類を提出した。
滴滴は自社を世界最大のモビリティー(移動)プラットフォームと位置付け、中国で配車やタクシー、相乗りのサービスを展開。自動運転にも投資している。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)かナスダックに「DIDI」のティッカーシンボルで上場する方針。新規株式公開(IPO)で調達する予定の資金額については明らかにしていない。
滴滴は世界15カ国で営業するが、売り上げの93%以上は中国国内に集中する。2018、19、20年は通期赤字が続いたものの、今年1~3月期は8億3700万ドル(約915億円)の黒字を計上した。
SECに提出した書類によると、滴滴の主な株主にはソフトバンクグループ傘下のビジョン・ファンド、米配車サービス大手ウーバー、中国ネットサービス大手テンセントが含まれる。