マスク氏ツイートでビットコイン急騰、テスラの受け入れ再開を示唆
(CNN Business) 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が13日、同社が再び暗号資産(仮想通貨)のビットコインを車の購入代金の支払い手段として認める可能性をツイッターで示唆し、その後ビットコインの価格が急騰する場面があった。
マスク氏はビットコインの採掘の少なくとも半分以上がクリーンエネルギーでまかなわれ、将来的にも明るい展望があれば、テスラはビットコインでの取引を再開するだろうと述べた。
クリーンエネルギーの利用をどのように監視するのかには触れなかった。CNN Businessはテスラにコメントを求めている。
仮想通貨交換所コインベースよると、ビットコインの価格は14日朝に前日比12.5%高の3万9400ドル超に上昇した。
テスラは今年3月、車の購入代金のビットコインによる支払いを認める方針を示したが、5月になって計画を停止。マスク氏はその理由として環境面でのコストの高さを挙げた。
ビットコインは今年、値動きが非常に激しい状況が続いている。1月に約2万9400ドルだった価格が4月には6万4899ドルの最高値を記録。マスク氏のツイートは乱高下に影響を与えている様子で、5月のビットコインの受け入れ停止発表後には価格が12%下落した。
マスク氏は13日のツイートで、同社が保有するビットコインの約10%を売却したとも発表。「市場を動かすことなくビットコインを容易に現金化できることを確認する」目的だったと述べた。
14日午前にはイーサリアムやドージコインなど他の仮想通貨の価格も上昇している。