脳インプラント装着の男性、コンピューター通じ「話せる」ように 米研究
現在30代後半の男性は実験で、脳の電気活動を翻訳するアルゴリズムを用いて装置を調整する間、限られた語彙(ごい)を使うよう指示を受けた。すると、これらの単語がコンピュータースクリーンに投影された。
UCSFの動画には、男性がコンピュータースクリーンを通じて「おはよう」と話しかけられる様子が映っている。その数秒後、「ハロー」という答えが文字としてスクリーンに打ち込まれた。「きょうの調子はどう」という質問に対し、ぎこちないながら「すごく好調です」と答える様子も確認できる。
研究チームによると、解読スピードは中央値で1分間につき15.2語。単語のミスの割合は中央値で25.6%だという。