非白人のスタッフは38.3%、採用増、米上院の民主党議員
(CNN) 米上院民主党のチャック・シューマー院内総務の事務所は15日までに、同党の上院議員が雇うスタッフの人種や民族などにおける多様性に関する調査結果を発表し、白人以外の比率は38.3%に達したと報告した。
昨年の34.8%から3.5ポイント増えた。多様性に最も富んでいたのはハワイ州選出のメージー・ヒロノ議員の73%だった。ニューメキシコ州のベンレイ・ルーハン議員の71%、ジョージア州のラファエル・ウォーノック議員の70%などが続いた。
逆に最も乏しかったのが、ウェストバージニア州のジョン・マンチン議員ら3人の7~8%だった。
シューマー院内総務はCNNに寄せた声明で、民主党の上院議員は自らが代表者となっている地域社会でますます進む多様化を反映するスタッフを雇用する重要性を理解していると強調。今回の結果が昨年に比べ顕著な改善を示したと評価した。
一方、上院共和党のミッチ・マコネル院内総務の事務所は所属議員の事務所における人種面などを含む多様性の水準を探る共和党の努力についてのコメントを避けた。
今回の調査結果によると、上院の委員会別の多様性ではインディアン問題委員会が100%で最高で、司法委員会の56%が次いだ。
民主党によるこの種の調査は2017年から始まり、これ以降、民主党の上院委員会で働くアジア系あるいは太平洋諸島の出身者系が相当に増えたともされる。