ビル・ゲイツ氏、売春あっせんで起訴の実業家との交際を後悔「大変な過ち」
(CNN) 米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は4日、CNNのインタビューに応じ、未成年者の売春をあっせんした罪に問われていた大富豪のジェフリー・エプスタイン被告と会ったことを後悔していると話した。
ゲイツ氏は4日、CNNアンカーのアンダーソン・クーパー氏に対し、「彼と一緒に過ごしたこと、居合わせたことで彼に対する信用を与えてしまったことは大変な過ちだった」と述べた。
また同被告とは、世界の健康問題に対処するため、さらなる額の資金を調達したいとの思いから会っただけだとし、「彼と複数回、ディナーを共にした。彼が持つ人脈を通じて、グローバルな健康問題のために数十億ドルもの支援金が得られると彼が話していたことが、明らかになるかもしれないと期待していた」と説明。「それが本当の話ではないように思えた時、関係は終わってしまった」と話した。
ニューヨークの連邦地検は2019年7月、性的人身売買のネットワークを運営し、そこで未成年の少女ら数十人を性的に虐待したとして、そうした疑惑が長年にわたってつきまといつつ、政界ともつながりを有していたエプスタイン被告を起訴していた。
同被告は19年8月、ニューヨークの勾留施設で、死亡した状態で発見された。ニューヨーク検視局は死因について、首をつって自殺したと発表している。