ツイッターで大規模障害 マスク氏買収後に技術トラブル続発
ニューヨーク(CNN) 短文投稿サイトのツイッターで日本時間の7日未明、一時的にサイトにアクセスできなくなったり、画像やリンクが利用できなくなったりする大規模な障害が発生した。
一部のユーザーがツイッターや補助アプリ「ツイートデック」にアクセスしようとした時や、アクセスできた後でリンクをクリックした時に、「現在のAPIプランにこのアクセスは含まれていません」というエラーメッセージが表示された。
インターネット上の障害追跡サイト、ダウンディテクターによると、米東部時間の6日正午ごろに8000件を超える不具合の報告があった。
ツイッター側は投稿で、内部の変更が予定外の結果を招いたと発表。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「本当に当てにならないプラットフォームだ(ため息)。まもなく復旧するはず」とツイートした。
同社が米東部時間午後1時ごろに発表したところによると、不具合はそれまでにほぼ解消したとみられる。
ツイッターでは1日にも、タイムラインが表示されないなどの障害が起きた。先月は投稿などが一時的にできなくなる大規模障害が発生した。
昨年後半にマスク氏がCEOに就任し、直後に従業員の約半数を解雇してから、さまざまな技術的トラブルが続発している。
元従業員からは、主要なシステムの知識を持つスタッフがいなくなったことを懸念する声も上がったが、マスク氏は人員削減を続けてきた。米紙ニューヨーク・タイムズによると、先月末にはサイトの信頼性を担当する技術者を含め、さらに10%のスタッフが削減された。