アリババ創業者の馬雲氏、東京大学の客員教授に

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アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏/Stringer/TPG/Getty Images/File

アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏/Stringer/TPG/Getty Images/File

(CNN) 中国のネット通販大手アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏がこのほど、東京大学内の研究組織「東京カレッジ」の客員教授に着任した。

東京カレッジによると、馬氏は研究者らの助言役を務め、セミナーに参加するほか、持続可能な農業と食料生産の分野で大学スタッフと共同研究を実施する。

馬氏は推定330億ドル(約4兆5000億円)の資産を保有する富豪。2020年に同氏が中国の金融規制当局を批判した後、政府はアリババ傘下の金融企業、アントグループの新規株式公開(IPO)を阻止し、IT業界を厳しく締め付け始めた。同氏はそれ以来、あまり公の場に出ていなかった。

ただし中国政府はこのところ、IT業界への締め付けを緩めているとの見方もある。新たに就任した李強(リーチアン)首相は経済回復を重視し、実業界との融和姿勢を打ち出している。

馬氏は今年1月、アントグループの株主構成を改革する一環として、同社の支配権を手放した。アリババ自体もその後、6事業への分割を発表した。

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