米メタ従業員20人あまりを解雇、食事代を洗濯洗剤やニキビパッチの購入に流用

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米メタ本社=2023年2月2日、米カリフォルニア州メンローパーク/Justin Sullivan/Getty Images

米メタ本社=2023年2月2日、米カリフォルニア州メンローパーク/Justin Sullivan/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米SNS大手のメタは、ロサンゼルスオフィスの従業員が会社から支給される食事用クーポンを流用して洗濯洗剤やワイングラス、ニキビ治療パッチなど生活用品の購入に充てていたとして、20人あまりを解雇した。同社の事情に詳しい関係者がCNNに明らかにした。

メタは従業員向けの充実した食事サービスで知られる。例えばニューヨーク市のオフィスには、バラエティーに富んだ料理が無料で食べられる高級フードコートのようなカフェテリアがある。

一方、そうしたサービスがない小規模オフィスでは、朝食用に20ドル(約3000円)、昼食と夕食用にそれぞれ25ドル(約3700円)分の食事クーポンを支給する。このクーポンは、オフィスで長時間残業する際など勤務中のフードデリバリー利用を想定している。

しかし内部調査の結果、ロサンゼルスオフィスの従業員が、このクーポンを流用して日用品を購入したり、自宅に食事を届けさせたりしていたことが分かったという。

同社が規制当局に提出した情報によると、メタ従業員の年収(マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者<CEO>を除く)は、中央値で37万9050ドル(約5684万円)。

これとは別にメタは17日、全社的な組織再編の一環として、従業員のレイオフ(一時解雇)を実施したことを確認した。

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