「世界一危険」な湖? 毎年5000人が死亡 ビクトリア湖
ムウェンベさんらは携帯電話のメールを使った警報システムを試験運用中。漁業関係者に天気予報を配信して危険な状況から身を守ってもらうおうという狙いだ。
試験期間中の利用は無料で、天気予報に加え、危険が予想される悪天候についての警報、被害を防ぐための対策といった情報を携帯電話に送信する。漁師はこの情報を参考に、安全な航行の計画を立てられるとムウェンベさんは話す。
「これまでずっと、湖を航行する船の安全対策に役立つような良質な天気予報サービスは存在しなかった」「しかし湖での事故が毎日のように報告されていることから、湖を航行中の小型船舶に、どんな悪天候が予想されるかについて少なくとも何らかの見通しを示せるシステムを持つことが非常に重要だと考えた」(ムウェンベさん)
この情報は毎日携帯メールで配信。危険な嵐が発達中の場合は警報メールを臨時配信して事態を知らせ、「行動してください、警戒態勢を取ってください」と呼びかけるという。