夢の移住生活? 市民権取得制度のある国
7.オーストラリア
潤沢な資金があり、オーストラリアの永住権・市民権の取得を希望するなら、同国の高額投資家ビザ(SIV)をまず検討すべきだろう。
SIVは、昨年11月に始まったばかりの新制度で、申請者は国債の購入やインフラ計画、民間企業への投資など、約470万ドル(約4億7000万円)の投資が必要だ。
投資を実行すると、3カ月ほどで高額投資家ビザが発行され、さらに4年後に永住権の申請が可能になる。居住者の特典としては、無料の医療サービス、世界有数のビーチ、160カ国以上にビザなしで入国可能、などが挙げられる。
ただ、オーストラリアの個人所得税率は45%と高く、さらに慢性的な豪ドル高の影響でシドニーとメルボルンは2012年のある調査で、世界で最も生活費が高い都市ベスト5に入った。