ロンドンの世界一宣言にパリが反論 昨年の観光客数
昨年はオリンピックに加え、ウィリアム王子とキャサリン妃の長男が誕生し、ウェストエンドで人気ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」が上演されたことなども人気上昇につながったとみられる。ロンドン塔やセント・ポール大聖堂といった観光名所も、昨夏は来訪者が前年を大きく上回った。
しかし、世界一の観光都市を自認するパリはこの統計に納得できないようだ。
同市のイダルゴ副市長は「五輪の前後はロンドンに人が集まったかもしれないが、世界一という触れ込みは事実に反している」と主張する。
副市長が示す12年のデータによると、近郊を含めたパリ大都市圏では国内外からの観光客が合計2900万人に達した。これに対し、10倍の面積があるロンドン大都市圏の観光客は2760万人にとどまったという。