期待高まるエアバス新型旅客機「A350XWB」
セールスポイント
エアバス販売部門のサイモン・アザール氏によると、A350は機体の53%に複合材が使用されているという。この複合材の割合は旅客機としては最も高く、これが飛行中の燃費効率を上げ、経費削減につながっている。
主翼にはエアバスの最新の空気力学と高度な低速制御を取り入れ、さらにカールしたウイングレットは空気抵抗を減らし、燃料の節約に寄与している。
A350は、定価が機体の大きさによって2億5400万ドル~3億2200万ドルと高額だが、高い購入費の元が取れるよう、同機は基本的に、より低コストでより遠くまで飛行できる設計になっている。
さらに、A350のカスタマーエクスペリエンス(顧客経験)を向上させているのが、騒音の少なさだという。A350は「ハッシュ(静かな)ライナー」の異名を取り、エアバスもこのニックネームを積極的に活用している。
またA350に搭載されているロールスロイス製のカスタムエンジンは無敵の燃費効率を誇り、同機のシートマイルコストと二酸化炭素排出量の25%削減に寄与しているという。