期待高まるエアバス新型旅客機「A350XWB」

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ロールスロイス製のカスタムエンジンは無敵の燃費効率を誇るという

ロールスロイス製のカスタムエンジンは無敵の燃費効率を誇るという

(CNN) シンガポールのチャンギ・エキシビション・センターで今月開催された「シンガポール航空ショー2014」で、欧州航空機大手エアバスの新型機「A350XWB」が大きな注目を集めた。

A350XWBは広胴型ジェット旅客機で、最大のライバル機であるボーイングの「787ドリームライナー」の隣に展示された。

しかし、このA350は試験機で、機内は全長400キロに及ぶケーブルなど、さまざまな飛行試験用の機材であふれている。試験機の飛行中に生じるさまざまな変化を機器が捕え、南仏の都市トゥールーズにあるエアバスの本社に随時データを送信する。

また試験機の機体が乗客と手荷物をフルに積んだ時と同じ重量になるよう、床下にある複数の大型タンクはすべて水で満たされている。

A350は昨年6月14日に初飛行を行い、その直後にパリ航空ショーでフライバイ(低空飛行)を披露した。

これまでに2機の試験機の総飛行時間が1000時間に達し、その一部は厳しい条件下での飛行だった。すでにA350は、カナダ北部の寒さとボリビアの首都ラパスの高高度を経験しており、今後2~3週間に中東の猛暑の中で飛行試験を実施する。A350の試験機は5機存在するが、いずれも認証を得るために2500時間の飛行を行う必要がある。

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