ハローキティの中華レストランが登場 香港
店の細部へのこだわりには驚くばかりだ。開店準備が進められた1年半、内装から料理に至るまで全てに関して、ブランドを保有するサンリオの許可を取った。同社からは、ハローキティの好みや家系に関する情報まで提供されたという。
料理の中には、サンリオがレシピに許可を出すまで7回も試作を重ねたものもある。シェフのチャン・コクツン氏によれば、ハローキティの顔立ちをうまく再現するのが最も難しかったという。
点心には特に手間がかかっており、通常の2倍の時間をかけて作る。特別の計量器も開発された。このレストランに来るまでハローキティについて何も知らなかったという同氏だが、今ではすっかり好きになったという。
客席は70席あまりで、料理によっては1日の量が限定されている。大勢の場合は「リンゴ閣」と名付けられたVIPルームを使うのがお勧めだ。中国式の絵巻が飾られており、中国史に名を残す「四大美人」に見立てたハローキティが描かれている。