今、ジョージアを訪れるべき9つの理由
2.ウシュグリ:欧州で最も標高の高い村
カフカス山脈の標高約2200メートルに位置する小村ウシュグリは、継続的に居住者のいる村としては、欧州で最も標高の高い村だ。ジョージアの最高峰シュハラ山のふもとにあるこの村は、中世に作られた防御塔がそれぞれの家とつながっていることで知られる。
アッシュガリは、北西部スヴァネティの奥深くに位置する。スヴァネティの中心都市メスティアではリゾート開発が進んでいるが、交通の便が悪いウシュグリは開発をまぬがれ、今も昔ながらの雰囲気が残っている。
ウシュグリと上スヴァネティ地方は、ユネスコの世界遺産に登録されている。
3.ワイン発祥の地
ワイン発祥の地として思い付くのはフランス、イタリア、ギリシャ、ペルシアあたりだろうが、実はジョージアも世界で最も古いワインの産地の1つだ。
2003年に考古学者らが、今から約8000年前の石器時代にこの地域に住む人々がワインを製造していた証拠を発見し、それ以来ワインはジョージア国民のシンボルとして重要な役割を果たしてきた。
ブドウの果汁を「クヴェヴリ」と呼ばれる土器の中で発酵させる古代から伝わる伝統的なワイン製造法は、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。
ジョージア産のブドウは数百種にも及び、ジョージア産ワインは徐々に世界で認知され始めている。