マレーシアの熱帯雨林に「隠れ家」、おすすめスポット12選
ベラム・レインフォレスト・リゾート(ペラ州バンディング島)
最大の目玉:ハウスボート、10種のサイチョウ(世界に約55種存在する)、世界最大の花
ベラム・レインフォレスト・リゾートは、1億3000万年前に形成された世界最古の熱帯雨林の1つ、べラム・テメンゴール熱帯雨林への主要な玄関口だ。
現代的なホテルや伝統的なマレー式の木造建築に加え、ハウスボートや独立した高級宿泊施設「Villa Tanjung Wan」での宿泊も可能。
また、この5つ星リゾートの周辺には、世界最大の花を咲かせるラフレシアが1年中見られ、鳥も数多く生息している。運が良ければ、めったに見ることのできないマラヤンタイガーやバク、アジアゾウも見られる。
タビン・ワイルドライフ・リゾート(サバ州ラハダトゥ)
最大の目玉:ピグミーエレファントと多くの鳥
タビン野生生物保護区内の高級リゾート、タビン・ワイルドライフ・リゾートでは、野生生物の保護と環境活動に力を入れている。
30年の歴史を誇るこの熱帯雨林リゾートの素晴らしさは、同保護区内に生息する多くの絶滅危惧動物の存在なくして語ることはできない。同リゾートには、ボルネオ島の野生生物が自然の生息環境で生きる姿を見ようと多くの人が訪れている。
特に、同保護区周辺では260種以上の鳥が観測されており、バードウォッチャーたちはその素晴らしさに感動するだろう。
ほかにもジャングルトレッキング、ナイトサファリ、野生生物探索、熱帯雨林教育などが楽しめる。
マリアウ・ベイスン自然保護区(サバ州)
最大の目玉:マリアウ・スカイウォーク、キャノピーウォーク、トレッキング
「サバ州のロストワールド」とも呼ばれるマリアウ・ベイスン自然保護区は、588.4平方キロの広さを誇る。
同保護区はマレーシア政府が保安林に指定しており、世界でも数少ない比較的手付かずの自然保護区の1つだ。
この場所には研究センターのほか、豪華な高級ヴィラがある。このヴィラには部屋が3つあり、マスターベッドルームは熱帯雨林の景色が楽しめるジャグジーを備える。
研究センターにはエアコン付きの標準的なツインルームやドミトリータイプの部屋もある。
大半の施設は一般の旅行者も利用可能だが、マリアウ・ベイスン自然保護区に入るには、事前にサバ財団か、保護区ツアーを提供する旅行会社の許可を得る必要がある。
また同保護区は辺ぴな場所にあり、アクセス、通信、安全設備が限られている点に注意が必要だ。