超人求む、世界の過酷なレース8選
(CNN) 休暇に向けて体を鍛えるのは、何もビキニが似合う体を作ることだけが目的ではない。
世界で最も厳しい環境の中で行う過酷なイベントに参加するために、日々トレーニングに励んでいる人もいる。
今回は、休暇を利用して参加できる世界で最も過酷な超人レースを8つご紹介する。
アークティック・サークル・レース(グリーンランド)
アークティック・サークル(北極線)を名に冠するこのレースは、グリーンランド西岸の都市シシミウトで行われる雪上レースで、総距離は160キロに及び、参加者は3日間かけてゴールを目指す。
北極線の北65キロで行われ、レースは寒さとの戦いとなる。参加者はテントの中で眠りながら(テントが暴風に耐えられればの話だが)、マイナス30度の気温に耐え、着ている服が朝まで凍り付かないことを祈らなくてはならない。
160キロが厳しい人には、距離が100キロに短縮されたACR100や、子ども向けの距離が短いレースもある。
2016年の開催日:4月1日~3日
マラソン・デ・サーブル(モロッコ)
モロッコのサハラ砂漠で行われるマラソン・デ・サーブルは、気温49度という世界で最も厳しい気候の中、砂丘を駆け足で上り下りしながら254キロもの距離を6日間かけて走破する過酷なウルトラマラソンレースだ。
しかし、このレースには世界中から命知らずの猛者たちが集まり、中には78歳の高齢者もいる。
休息を取るのも容易ではない。参加者は他の7人の参加者とともにビバーク(野営)しなければならず、レース中の食料も自分で用意する必要がある。
主催者は、レースに参加する前の準備として、毎週160~190キロの距離を走り、それでも足りないなら3~10キロの重さの荷物を背負って走ることを推奨している。
週に少なくとも3度のトレーニングを数カ月間続けられない人は、このレースへの参加をあきらめた方がいいだろう。
2016年の開催日:4月8日~18日