空港乗客数、首位はアトランタ　北京及ばず

（ＣＮＮ） 空港管理組織の団体「国際空港評議会（ＡＣＩ）」は６日までに、世界の各空港の航空乗客数や貨物の取扱量などに関する２０１５年の暫定データを発表した。年間乗客数では米南部ジョージア州のアトランタ国際空港が１億人を突破し、１８年連続で首位となった。

アトランタ空港の乗客数は１４年に比べて５．５％の伸びを示した。トップ独走の背景として、全米人口の８割にとって飛行機で２時間以内の距離に位置し、航空路線網の中心や北米への玄関口の役割を果たしているといった要因が指摘されている。

２位の北京空港は前年比４．４％増。昨年までの急成長が続けば今年はアトランタ空港を抜く勢いだったが、中国の景気減速や収容能力の限界が原因で伸び悩んだ。

一方、３位のドバイ空港は１４年の６位から１０．７％増の急成長を示した。外国人乗客数ではドバイ空港が世界トップ、２位はロンドンのヒースロー空港だった。

４位の米シカゴ空港も滑走路の拡張などが功を奏し、前年比９．８％という高い伸び率で７位から急浮上した。５位は日本の羽田空港だった。