海外出張が楽になる新サービス7選
(CNN) ビジネスでの出張はたいてい退屈な時間が長いうえ、緊張やイライラを伴うもの。だがITを駆使して旅を少し楽にする新サービスやアプリが登場している。
CNNはこのほど、ロンドンで開催された「ビジネストラベルショー」を取材。こうした新サービスの背後にいる人たちに話を聞いた。
1.旅の荷物をなくす
バーチャル荷造りサービス「DUFL」は、荷物なしで出張できるサービスを展開している。
欧州・中東・アフリカ地域担当の責任者であるジョージ・ミーク氏によれば、DUFLはビジネスに使う服や靴、小物などを輸送し、クリーニングしたうえで保管するもの。利用者は荷物なしで出張し、行き先で洗い立ての服を受け取ることができる。
このサービスは昨年5月に立ち上げられ、ビジネストラベルショーの「ディスラプト賞」を獲得した。
DUFLに登録した利用者は、まず同社から届けられるスーツケースに旅先で必要となる物をできるだけ詰め込み、スーツケースを回収してもらう。そして出張の際には、その物品からなる「仮想クローゼット」から必要な物を選んで「荷造り」する。
保管にかかる毎月の手数料は9.95ドル(約1100円)。サービス自体の利用料は往復で99ドルとなっている。
DUFLは米国で立ち上げられ、現在、欧州やシンガポール、東京などのビジネス拠点で利用できる。スポーツ版もこのほど提供を開始したほか、3月には日本でゴルフ版も始まる。
2.退屈を軽減
旅の退屈な時間を軽減するネットワーキングアプリ「ジャンボ」は昨年末、立ち上げられた。現在は招待客のみの利用となっている。
創設者のローラ・ステムブリッジ最高経営責任者(CEO)によれば、ビジネス交流サイト「リンクトイン」を出張者向けにしたようなサービスだという。
利用者はアプリで会食を設定することにより、組織内での人脈を拡大できるほか、出張で来た他の利用者と交流することもできる。
組織や業界、趣味ごとの集まりに加われる「トライブ」機能もこのほど始まった。