コンゴ主要都市で3000人近く死亡、反体制派による制圧後 国連

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4日、ゴマ市内での葬列で十字架を掲げて歩く男性/Michel Lunanga/AFP/Getty Images

4日、ゴマ市内での葬列で十字架を掲げて歩く男性/Michel Lunanga/AFP/Getty Images

(CNN) コンゴ民主共和国東部の主要都市ゴマでは反体制派による制圧後、3000人近い人々が殺害された。国連が明らかにした。反体制派はゴマ制圧前、数日にわたってコンゴの正規軍と激しい戦闘を繰り広げていた。

コンゴにおける国連ミッションの幹部は5日、この数日間でゴマの街路から2000体の遺体を収容したと述べた。さらに900体の遺体が市内の病院の遺体安置所に保管されているという。

ゴマの人口は約200万人。同幹部によれば遺体の数は今後増加する見通しで、一部地域にはまだ多くの腐乱しかけた遺体が放置されている。

遺体の収容は、反政府武装組織「3月23日運動(M23)」を含む「コンゴ川同盟(AFC)」が4日からの停戦を宣言した後に行われている。停戦は「政府が引き起こした人道危機への対応」とされる。

1億人超の人口を抱えるコンゴは、数十年にわたる暴力に悩まされてきた。民族間の対立や土地及び資源へのアクセス権を巡る争いから暴力が激化し、人道危機が世界最悪の水準に達する状態となっている。

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