ルワンダ大統領、コンゴ民主共和国東部に自軍兵士がいるか「分からない」
(CNN) 東アフリカ・ルワンダのカガメ大統領は5日までに、CNNの取材に答え、ルワンダ軍の兵士が隣国のコンゴ民主共和国の東部にいるかどうかは分からないと語った。コンゴ民主共和国東部では、反政府武装組織「3月23日運動(M23)」とコンゴ軍との間で戦闘が起こり、過去数日で900人以上が死亡したほか、数千人が負傷した。
国際社会の多くは、ルワンダがM23を支援していると考えている。M23は先週、コンゴ東部の主要都市ゴマを制圧したと主張していた。国連の専門家によれば、コンゴ東部では推計3000~4000人のルワンダ人兵士がM23の戦闘員を監督・支援しており、M23の戦闘員を上回っているとみられる。
カガメ氏は、コンゴ国内にルワンダ軍兵士がいるのかとの質問に対し、「分からない」と答えた。しかし、カガメ氏はルワンダ軍の最高司令官を務めている。
カガメ氏は「分からないことはたくさんある」としつつ、ルワンダが関係する問題がコンゴにあり、ルワンダが自国を守るために何でもするかと質問されれば「100%そうだと言う」と述べた。
国連の集計によれば、衝突が勃発して以降、ゴマでは少なくとも900人の遺体が収容された。