「生活の質」の都市別順位、ウィーンが7年連続でトップ
(CNN) 米コンサルティング大手マーサーが毎年発表している世界の都市の「生活の質」ランキングで、オーストリアのウィーンが7年連続の首位となった。西欧では最近の治安情勢にもかかわらず、7都市がトップ10に入った。
同ランキングは外国人駐在員への参考に作られ、今年が18回目。治安や保健、教育、娯楽、環境、公共サービス、消費財といった分野の評価に基づき、230都市の順位が決定されている。
西欧諸国ではスイスのチューリヒが2位、ドイツのミュンヘンが4位に入った。3位はニュージーランドのオークランド、5位はカナダのバンクーバーだった。
ドイツからは6位にデュッセルドルフ、7位にフランクフルトも続き、8位がスイスのジュネーブ。9位はデンマークのコペンハーゲン、10位はオーストラリアのシドニーだった。
マーサーは「最近の治安問題や社会不安、経済の先行き不安にもかかわらず、欧州の都市は世界最高レベルの生活の質を維持している」と指摘した。
一方、中東やアフリカの都市は紛争などの影響で下位に集中している。