「生活の質」の都市別順位、ウィーンが7年連続でトップ
アジアではシンガポールの26位、中東ではアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの75位がそれぞれ最高ランクだった。アフリカでは南アフリカのケープタウン(92位)とヨハネスブルク(95位)の2都市だけが100位以内に入った。
米国内ではサンフランシスコが28位で最も高く、ボストン(34位)、ホノルル(35位)、シカゴ(43位)、ニューヨーク(44位)がこれに続いた。
昨年1年間に大規模なテロが2件相次いだパリは37位、ロンドンは39位だった。
日本からは50位以内に東京(ニューヨークと同率の44位)、神戸(46位)、横浜(49位)が入り、大阪は58位、名古屋が62位だった。
ランキングの最下位はイラクのバグダッド。このほかのワースト5都市には、下から順に中央アフリカのバンギ、イエメンのサヌア、ハイチのポルトープランス、スーダンのハルツームが並んだ。
マーサーはさらに、個人の安全確保に着目したランキングも発表。トップはルクセンブルクで、スイスのベルンとチューリヒ、フィンランドのヘルシンキの3都市が同率2位に並ぶ結果になった。最下位の230位はこちらもバグダッドで、229位はシリアのダマスカスだった。