シベリア鉄道、知られざる6つの魅力

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人口40万人のウラン・ウデは、シベリア最大の都市の1つ

人口40万人のウラン・ウデは、シベリア最大の都市の1つ

ウラン・ウデはブリヤート共和国の首府。市内には仏教寺院や狭い横道が見られ、さらに南下してモンゴルに入った際の雰囲気を色濃く漂わせている。

同市には巨大円形のオペラ・バレエ劇場がある。スターリン時代に建設されたもので、異例なことに現在でもスターリンの顔をかたどった小さなシンボルが少数残っている。

高台にある寺院リンポチェ・バグシャから同市を見下ろしていると、寺院内で礼拝するチベット仏教僧の歌声や鐘の音が響いてくる。僧侶たちをよく見れば、祈祷書の下で携帯電話を充電しているのが目に入るかもしれない。

エカテリンブルク

後にロシアの初代大統領となるエリツィン氏が1970年代後半に市長を務めたエカテリンブルク。帝政最後の皇帝ニコライ2世とその家族が処刑された場所として知られる。

処刑の現場には現在、ロシア正教の教会が立っている。

ただ、地元の観光ガイドによると、エカテリンブルクはシベリア鉄道の旅客から長く不当に軽視されてきた。現在ではロシアでも有数の裕福な都市となっており、芸術劇場の「Loft」も新設されたという。

豪華客車の旅も

モスクワからシベリアやモンゴル経由で北京まで、豪華な個室で旅する選択肢もある。「ツァーリ・ゴールド」はドイツの企業が運営。夏の間、16日をかけて全行程を走る。

客車には帝政ロシア時代を思わせる内装が施されているほか、シャンデリアに照らされた食堂車内で4コースのディナーを楽しむことができる。列車は毎日停車するため、旅客はそれぞれの途中停車地で数時間を過ごすことも可能だ。

ただ、値段は高い。最低クラスの客室でも1人あたり4000ドル(約47万円)以上かかる。ダブルベッドや室内シャワーなどが付いた部屋だと、乗車券の価格は1人あたり1万5000ドルに上る。

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