EU、渡航者の事前承認制度を提案 ビザ免除国を対象に
欧州委で移民・内務問題を担当するディミトリス・アブラモプロス委員は、毎年約3000万人がビザなしで入国してきたが、治安とEU諸国の国民の安全性を犠牲にして開放の方針を維持することは出来ないと強調した。
EUはまた、域外からの渡航者の写真撮影や指紋採取を始める計画も検討している。米国は既に外国人を対象にした類似の制度を導入している。
欧州委によると、インターネット上での渡航者の事前承認制度は数分間で処理出来る作業とし、大使館に趣いたり書類を郵送したりする手間は不要。いったん承認されればその効力は5年間続くとしている。