巨大スイカを観光の目玉に、豪北東部の町
(CNN) オーストラリア北東部クイーンズランド州の田舎町チンチラに、巨大なスイカの造形物が登場した。豪旅行予約サイト大手ウォティフが国内各地で進めているプロジェクトの一環だ。
幅9メートル、高さ3メートルの巨大なスイカが町の観光案内所の横に設置され、14日に公開された。
スイカは英語で「ウォーターメロン」と呼ばれることから、この造形物は「ビッグ・メロン」と名付けられた。
チンチラはスイカ栽培が盛んな町で、2年に一度のスイカ祭り「メロンフェスト」には1万5000人以上が訪れる。
ウォティフは「次の大ヒット」を意味する「ネクスト・ビッグ・シング」と称し、豪各地に名産品の造形物を設置するプロジェクトを展開している。
これまでに実現した例としては、メリノ種の羊をかたどったニューサウスウェールズ州ゴールバーンの「ビッグ・メリノ」、同州コフスハーバーの「ビッグ・バナナ」、南オーストラリア州の「ビッグ・ロブスター」がある。
新たな造形物のアイデアを募る呼び掛けに各地から多数の案が殺到し、「ビッグ・ピーナツ」「ビッグ・チューリップ」などを退けてビッグ・メロンが選ばれたという。
地元の首長は、「チンチラがついにビッグ・シングの観光マップに載って大変うれしい」「ビッグ・メロンが今後末永く、観光客の皆さんに実り多い体験を提供してくれるよう願っている」と話した。