パリ初の全裸レストラン、閉店へ 財務上の理由
(CNN) 仏パリで初となるヌーディストのためのフレンチレストランが閉店する予定であることが10日までに分かった。オープンから1年あまりしかたっていないが、財務上の理由でやむなく閉店するという。
閉店するのはパリ市12区にある「オー・ナチュレル」。オーナーの兄弟がこのほど、フェイスブックへの投稿で来月16日に閉店することを明らかにした。
兄弟は仏AFP通信の取材に対し、財務上の理由から閉店することになったと説明。フェイスブック上で顧客に向け、「迷わず予約を入れて、パリで最後になる全裸でのディナーを楽しんでください」「この機会を逃したら終わり」などと呼びかけた。
2017年11月に鳴り物入りでオープンしたオー・ナチュレルは、顧客によるフェイスブック上の採点で5点満点中4.8点と高い評価を得ていた。
AFPによると来店した顧客はクロークルームで衣服を脱ぎ、携帯電話も手放してテーブルにつく。店内には分厚い白のカーテンがかかっており、通行人からは見られないようになっている。一方でオーナーらは、衣服を着用したうえで料理を出す。
オーナーの1人は開店時、AFPの取材に対し「我々の役割は人々にくつろいでもらうことだ」と語っていた。
顧客の1人は昨年8月、「素晴らしいレストランだ。これまでにない大胆さで裸体主義を表現している」と称賛のコメントを投稿した。