仏乱射テロ 容疑者の行方追う、警戒レベル最高に引き上げ
フランス・ストラスブール(CNN) フランス東部ストラスブールのクリスマス市の近くで男が銃を乱射した事件で、検察は13日までに、容疑者が事件当時、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたと明らかにした。容疑者の捜索にはテロ対策部門も加わっている。
事件を起こしたとされるのはシェリフ・シェカット容疑者(29)。事件により2人が死亡した。1人は生命維持のサポートを受けているものの、回復の見込みはないという。13人が負傷した。
容疑者は多くの犯罪歴があり、フランスやドイツ、スイスで27の罪で有罪となった。罪状の多くは、強盗や暴力行為だという。
内相によれば、700人を超える保安要員が容疑者の捜索にあたっている。
情報筋によれば、容疑者の両親と兄弟2人が拘束され、事情聴取を受けている。
今回の事件を受けて、フランスでは、安全保障に関する警戒レベルが最高段階に引き上げられた。ドイツと国境を接するフランス東部では夜間の外出禁止令も出されている。