生産終了のエアバスA380、退役機から記念タグを作成

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2017年に退役したA380の機体から作ったタグ/Courtesy Aviationtag

2017年に退役したA380の機体から作ったタグ/Courtesy Aviationtag

(CNN) 欧州航空大手エアバスが昨年、世界最大級の旅客機「A380」の生産終了を明らかにしたときには悲しむ声もあがったが、A380のファンはこのほど、退役した機体から制作した特別なタグを入手できるようになった。

記念タグの制作を手掛けるのはドイツのアビエーションタグ社。シンガポール航空の2017年に退役した機体が材料となる。大きさは35ミリかける88ミリ。価格は27.95ユーロ(約3300円)。キーチェーンとして使ってもいいし、コレクターズアイテムとして購入するのもいいだろう。

機体の製造番号は「MSN003」。シンガポール航空が2007年10月25日に就航させ、便名は「SQ380」だった。

最初の定期便としてシンガポール航空が運航したA380/Courtesy Aviationtag
最初の定期便としてシンガポール航空が運航したA380/Courtesy Aviationtag
A380の開発費は250億ドルともされるが、MSN003が飛行したのはわずか10年間だった。退役後はフランス・タルブに移送され、2019年にリサイクルされた。

A380は最大で853人の乗客を乗せることができ、大量生産された民間機としては最大級だった。しかし、エアバスはスーパージャンボ機に対する需要を過大に見積もっていた。1200機の需要を見込んでいたが、生産終了を発表した時点での納入数は234機にとどまっていた。

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