米ハワイ、隔離措置緩和で増便も 「観光客戻って来て」
(CNN) 3カ月前から観光客は来ないでほしいと呼びかけていた米ハワイ州が、旅行者に義務付けていた隔離措置を8月1日から緩和する。イゲ知事がホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港で記者会見して発表した。
ハワイアン航空は7月1日、隔離措置の緩和を受け、ハワイと米本土を結ぶ便の運航を1週間あたり数百便増やすと表明した。
ハワイ州はこれまで、同州に到着する旅行者と出発する旅行者、および州内の各島間で移動する旅行者の全員に対して14日間の隔離を義務付けていた。
大手航空業界団体によると、この影響で4月以来、ハワイ州への渡航はほぼ皆無の状態だった。
8月1日からは、到着前72時間以内の新型コロナウイルス検査で陰性だったことを証明できれば、隔離は義務付けられない。ただし州が空港で乗客のための検査を提供することはしない。旅行者には引き続き検温を義務付ける。
ハワイアン航空は3月下旬以来、米本土の西海岸とハワイを結ぶ便のみを、週に数便運航していた。
しかし隔離措置の緩和を受け、ボストンやニューヨークといった東海岸の都市を発着する便も含めて、定期便の運航を再開する。
最終的にはハワイと米本土の間で週に252便を運航し、各島間を結ぶ便は1日に114便を運航する。
ホノルルのコールドウェル市長は、地域経済のために観光客に戻って来てもらう必要があると強調した。