グラスボトムの「パンダ列車」登場、観光需要に期待 中国・成都
(CNN) ジャイアントパンダの繁殖計画で知られる中国南西部・四川省の成都に、グラスボトムの「パンダ列車」が登場した。
6月26日にデビューした列車は床の部分がガラス張りで、天井部を除く270度の眺望が楽しめる。列車の先頭部のデザインはパンダに似せてある
リチウム電池を使ったモノレール式の列車は、「大邑空鉄プロジェクト」で建設された。全長は約11.5キロで、現在は大邑駅など4駅に停車。大邑駅では成都高速鉄道や地下鉄に接続している。
1車両の定員は120人で、床などのガラスは軽量のカーボンファイバー素材を使用。ガラスが熱を反射することから、エアコンを使って温度を調節している。
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列車は床の部分もガラスとなっている/CCTV
速度は地下鉄とほぼ同じ時速約80キロで走行でき、地元の通勤客よりも、観光客の利用を見込む。
成都では新空港の天府国際空港も開業し、6月25日に最初の便が到着している。
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列車は時速80キロで走行する/CCTV