ウェディングドレスとともに夫婦で世界旅行 「何度でも着たいから」
アンドリューさんも最初のうちはスーツ姿で登場していた。最近は撮影係に徹しているが、サマンサさんからのリクエストで隣に並ぶこともある。
2019年の結婚記念日にはコスタリカを訪ねた。パンデミック(世界的大流行)のさなかだった昨年は、ロサンゼルスの自宅で記念撮影をした。
2020年5月の2回目の結婚記念日は米ロサンゼルスの自宅で過ごした/Courtesy Samantha Mathew
新型コロナウイルスワクチンの接種を済ませた今年は、そろって2カ月の休みが取れた。ペルーで2週間過ごしてから数日間だけ自宅へ戻り、さらに6週間かけてイタリア、ヨルダン、エジプト、ケニア、ギリシャ、クロアチアを回った。
普段なら同じ場所を繰り返し訪れるタイプではないが、イタリアとケニアはとても気に入ったし、渡航者を受け入れていたこともあって再訪した。サマンサさんは「パンデミック下の旅は勝手が違ったけれど、不可能ではなかった」と話す。
今のところ次回の計画は立っていないが、夫婦はドレスを持って旅行を続けるつもりだという。着古して布切れ1枚になったら「私たちの娘のドレスに縫い付けてもいいし、額に入れてもいい」と、サマンサさんは思い描く。このドレスは2人に、今後もたくさんの思い出をつくってくれそうだ。