船体に大きな穴がぽっかり、スーパーヨットの構想発表 値段90億円
シェイプの値段は推定6900万ユーロ(約91億円)。水素を動力とする推進システムを搭載し、最高スピードは約24ノット、完全電気モードの場合も12ノットに達する。
船内システムの充電には、上甲板に設置した太陽光パネルを使用する計画だ。
現時点では構想段階に過ぎないものの、ラザリーニのチームによると、構想を発表して以降、その型破りのデザインにブローカーから多くの注目が集まるようになった。
デザイナーらによると、もしシェイプの構想を進める場合、建造と仕上げには約20カ月を要する見通し。
スーパーヨットの世界ではこのところ画期的なデザインが次々と発表されている。
9月には、ドイツの造船所リュールセンがモナコのヨットショーで、ルイス・キャロルの小説「不思議の国のアリス」に触発された排ガスゼロのスーパーヨットの構想を発表。イタリアの造船所タンコアも同じイベントで、鉄とアルミニウムからなる「アパッチ」のコンセプトをお披露目した。