米空港利用者、先週末は200万人以上 昨年の2倍近くに
(CNN) 米国内の空港で16~18日の週末に保安検査場を通過した旅行者は200万人あまりと、昨年の約2倍に上ったことが、米運輸保安庁(TSA)の集計で分かった。
米国では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各地で規制が強化され、主要なスポーツリーグも試合の延期や中止が相次いでいる。
しかしTSAのデータによると、全米で16日に206.3万人、17日に223.4万人、18日に203.5万人が空港の保安検査場を通過した。
昨年の同じ時期のデータでは、16日が約84.7万人、17日が106.7万人、18日が107.4万人だった。
新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)が始まる前の2019年は16日が247.1万人、17日が260.8万人、18日が248.8万人だった。
今年はパンデミック前のレベルには及ばないものの、オミクロン株をめぐる新たな警告にもかかわらず、予定通り旅行に出る人が多いことがうかがえる。
バイデン米政権のファウチ首席医療顧問(国立アレルギー感染症研究所長)らは旅行者にワクチンの追加接種やマスク着用を呼び掛ける一方、昨冬のような旅行中止の勧告は出していない。