米空港利用者、パンデミック以降で最多を記録 感謝祭明け日曜日
ニューヨーク(CNN Business) 米感謝祭の連休最終日となった27日、国内の空港で保安検査場を通過した旅行者は260万人と、1日の人数としては新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)前から約3年ぶりの水準を記録した。
前回この人数を上回ったのは、パンデミックで航空便の運航がほぼ全面停止する前の2019年12月26日。
感謝祭後の日曜日の運航便数としては昨年より4%増えたものの、パンデミック前の19年に比べると依然11%減にとどまった。
運航情報サイト「フライトアウェア」によると、27日は悪天候の影響で、米航空各社の路線全体の約26%にあたる計6600便の到着に平均約51分の遅れが出た。ただし欠航は178便と、全体の1%を下回った。
今年の夏は各社で人手不足による欠航が相次いでいた。新年の週末は、新型コロナの流行によるスタッフの欠勤で8~13%が欠航になった。
各社はこの秋、信頼性の回復に向けて便数を削減した。27日の便は昨年の同じ日曜日より2%減少していた。
便数削減と需要の増大で、チケット代は高騰している。今年の年末年始シーズンは、旅行にかかる金額が史上最高を記録する見通しだ。