個人の大邸宅に戦闘機100機以上を展示 フランス
消防車やホバークラフトも
シャトー・サヴィニーで文字通り最もカラフルなコレクションの一つは消防車だろう。この消防車のコレクションは、ミシェル氏の友人であるジャンクロード・ピコ氏の協力により集められた。
かつて緊急車両を製造する事業を営んでいたピコ氏は、退職後、自分の消防車のコレクションをシャトーに持ち込んだ。このコレクションを見ると、20世紀を通して消火設備がどのように進化してきたかが分かる。
またこのシャトーには、複数台のベルタン・ホバークラフトも展示されている。1960年代にフランスのエンジニア、ジャン・ベルタンによって設計されたこれらのホバークラフトは、ミシェル氏が廃棄物集積所から回収し、シャトーに持ち込んだもので、現在はシャトー内のぶどう畑の隣に展示されている。
シャトーの展示物を管理しているクリストフ氏は、今は展示物をこれ以上増やすつもりはなく、父ミシェル氏のコレクションを維持し、事業を継続することが主な目標だという。そして20年後には、航空機のコレクションを天候の影響を受けない屋内の博物館に収容したいとしている。